The Tango Times
内偵者(ファン)の為のオンライン会報誌「探5(タンゴ)タイムズ」
第 号
発行日:2007年(平成19年)12月 15日(土曜日)  発行人:「探5倶楽部」事務局   オフィシャルトップへ

主要ニュース

2ndシーズンの集大成ともいうべき

「カウントダウン 〜グラウンドゼロ〜」が

いよいよ配信を開始致しました!

今回は林海象監督に次いで

「探偵事務所5」の演出数最多を誇る

杉山嘉一監督に

「カウントダウン」の見どころから

撮影秘話・裏話!果ては楽しみ方まで!

余す事なく語っていただきました!

<< 「カウントダウン 〜グラウンドゼロ〜」撮影風景より   左から探偵511(柏原収史さん)・演出中の杉山監督・探偵575(吹越満さん)・探偵542(鈴木リョウジさん)

「カウントダウン」ですが
どのような流れで出来たのでしょうか?
当初は、今まで出た探偵が全員出てくる、という話を考えていました。 それぞれの探偵が調査していた様々な事件は全てたった一人の犯人によるモノだった。 探偵事務所5vs天才犯罪者!みたいな壮大な話です。 ただ、壮大すぎてスケジュール的にも予算的にも難しかった(笑)。 でもやっぱり色々な探偵を出したい。 で、今のような一話完結物に見せかけた四連作となりました。 そこで、どの探偵でいくのかを迷ったわけですが…。 まず、探偵事務所5の代表みたいな探偵511はハズせんだろう、と。 次に、根強い人気のホラーもやりたいから探偵542。 となるとバランス的にちょっと笑える話も欲しいから探偵575。 ということでこうなりました。いやはや、苦渋の選択とはこの事です。

4話の構成や、エンディングは
最初から決まってたのでしょうか?
▲「一本の線」より。探偵511が橋本真の聞き込みを続ける内に驚愕の事実が判明する!
  エンディングは割と最初から決まっていました。終わりはアレ以外にないと。 アレにする為にさあどうしようと、ということで前の話を徳永さんと一緒に作っていったという感じです。 構成でいうと各話、全く違うそれぞれ独立した話に見せたいと思っていました。
シリーズとしては「カインとアベル」ですでにいわゆる連続モノをやっているので、 そういう見せ方ではなく、 探偵事務所5でしかやれない見せ方をしたいと。 今まで通り、1本1本主役となる探偵はいるんだけど、 気づくと「あれ、この人ってこの前も出ていて・・・ あ、なんだ、 この話は前の話と繋がっているんだ」って思わせたかったんですね。 それに撮影監督の長田さんが見事に応えてくれて、画調的にまったく違うものになりましたね。 1本目は人情コメディーで、2話目はホラー。僕ホラーは初めてだったんですけど、 夜に頼らない昼間のホラーを作りたいなと。 3話はサスペンス。僕の中では「砂の器」風って呼んでます(笑)。 各話単独に見えながら実は4本がつながっているのでミステリーとしての齟齬というか 「ここでこういうこと言ってないとダメじゃん」っていうのは注意しました。
▲「グラウンドゼロ」より。探偵500の調査中止を無視して3人の探偵による橋本真の合同調査が始まるが…


探偵達の演出について…
探偵事務所5はシリーズとして歴史があるので、僕より探偵を演じる役者さんのほうが詳しいんですよね。 「あなたならどうする?」と聞くと、みんな僕よりわかってる。監督としては楽ちんでした(笑)。 探偵事務所5シリーズは基本1話完結、1話に1探偵なので、 合同調査というか、他の探偵と絡むことが今までなかったんですよね。 「カインとアベル」ではみんな出演してますけど、合同調査という感じではなかったと思うんです。今までありそうでなかった探偵同士の会話や人間関係を考えるのがおもしろかったです。 まあ、基本的にはみんな仲がいいんでしょうけど、例えば探偵511・575・542がいて、 「542が資料を渡すならどっちに渡すんだろう」 「年上だから575に渡すのか?」 「でも、542って575とあんまり気が合わないんじゃないか?」とか。幹部である501への接し方もそれぞれ違うだろうし。 そういうのを俳優陣と相談して「きっとこうするよね」っていう 自然な流れで新たな探偵同士の関係性を作っていったのが面白かったです。逆に橋本(光石研さん)だけは今回初登場なので、そうはいきませんが。

▲「グラウンドゼロ」より。3人の探偵が調査を行っていた対象者・橋本真(光石研さん)がまさか逆に探偵事務所5にやってくるとは!

その橋本真役の光石さんはいかがでしたでしょうか?
助監督時代からの古いお付合いで、仲良くさせていただいているのですが、 今まで自分の作品に出て頂く機会がなかったので、「いつか絶対一緒にやりたい!」とずーっと思っていました。 そういう思いが常にあったからなのか、脚本を書いている時から橋本真は光石さんを勝手にイメージしていました(笑)。で、やっと念願がかない嬉しかったです。 複雑な内面を持ちつつ、それを表に出せない橋本真は難しい役だと思うのですが見事に演じていただけたと思います。普通にいい人にも見えるし、 あれちょっとこの人って?と疑問を抱かせたりもする。かと思えば同情を禁じ得ないような切ない表情を見せる。やっぱり、いい役者さんだなーとしみじみ思いました。
[to RIGHT SIDE]

杉山嘉一 プロフィール
◆助監督代表作品
「北の国から 98 時代」杉田成道監督
「ユリイカ」青山真治監督
「レイクサイドマーダーケース」青山真治監督
「私立探偵濱マイク TVドラマ版」
「ロッカーズ」陣内孝則監督※ 監督補
「スマイル 聖夜の奇跡」陣内孝則監督※ 監督補

◆監督(兼 脚本)
「HIRAKATA」(2004年公開劇場用映画)
「スプラッシュ!」(オリジナルDVDドラマ)
「19borders」(連続ドラマ)
「ロケットボーイズ」(連続ドラマ)

◆「探偵事務所5」シリーズ 杉山監督全仕事!
・探偵511「終わらない別れ」
ストーリー・予告編へ

・探偵555「NIGHTMARE SOLDIERS」
ストーリー・予告編へ

[探偵事務所5”Another Story File 8に収録 (エイベックス公式ショッピングサイトへリンク)]
・探偵500スピンアウト
「5のおこり」
※林海象監督との共同監督
ストーリー・予告編へ

[探偵事務所5”Another Story File 1に収録 (エイベックス公式ショッピングサイトへリンク)]
・特別編「わが師、その名はBOSS」
※林海象監督との共同脚本
※配信は終了しています。
・探偵577「スリット」
ストーリー・予告編へ
・探偵508「真夜中の屋台」※監督兼脚本
ストーリー・予告編へ

[探偵事務所5 Another Story 2nd SEASON File 2に収録] >>エイベックス特設ページはコチラ!
※12月21日発売!!
・探偵513「探偵Barにようこそ」※監督兼脚本
ストーリー・予告編へ

[探偵事務所5 Another Story 2nd SEASON File 3に収録] >>エイベックス特設ページはコチラ!
※12月21日発売!!
・探偵577「メイド・イン・ドリーム」
ストーリーへ
[探偵事務所5 Another Story 2nd SEASON File 7に収録予定]

・探偵575「三度目の 春風に揺れ 夫婦花」
ストーリー・予告編へ
・探偵542「セカンド・ライフ」
ストーリー・予告編へ
[探偵事務所5 Another Story 2nd SEASON File 9に収録予定]

・探偵511「一本の線」
ストーリー・予告編へ
・探偵590「グラウンド・ゼロ」
ストーリー・予告編へ
[探偵事務所5 Another Story 2nd SEASON File 10に収録予定]
   
4人目の探偵…探偵590は
どのようにして登場が決まったんですか?
本当は最初、探偵511が事件を解決する、という話になってたんですね。 代表で一人調査をさせることが決まったときに、探偵事務所5の看板でもある511が核心に迫ってゆくというのを考えていたんですが・・・・なんかつまらんな、と。 今までの探偵事務所5の話と変わらんじゃん、と思って。 そこで徳永さんと相談して、各探偵達にいままでの作品では見られなかった、違った一面を見せようと決めました。
▲「カウントダウン」1〜3話で3者3様の橋本真に関する調査をそれぞれが独自で行っていた…。
  探偵575って僕らの中では寅さんで、女に惚れっぽいんだけどいつも報われない恋で振られてしまう、 というユーモアとペーソスのある人じゃないですか。 でも、そんな人がある事件で我を忘れてカッとなってしまう。
探偵542は人に見えないものが見えるという特殊な能力ゆえに今まで常に一歩引いた感じで事件に接していた訳ですが、そんな542が事件にのめりこんでいってしまう。
探偵511は・・・失敗させたかったんですよね(笑)。 今まで一番登場しているし、完璧な正義の味方みたいじゃないですか。 「カインとアベル」で、みんながこの事件から手を引こう、と言っても 「この事件を解決できなければ探偵やっている意味ないです!」って猛反対して、 みんながそれに突き動かされていきますし。もちろん511は探偵事務所5の代表みたいな存在だし良心である事に間違いはありません。 ただ、人間的に挫折とかがないとつまらないと思ったんですね。その強すぎる正義感や純粋さゆえに間違う事もあるだろう、と思った訳です。しかも最後は別の探偵に調査をされちゃう。結果的には失敗や敗北すらも抱えて511は歩き続ける訳ですが、じゃあ、それは誰なんだと考えました。初登場の探偵ではいきなりすぎて意味が分からないし、先輩格の探偵では当たり前すぎてつまらない。で、新人の探偵590に思い当たりました。
590初登場のエピソード「わが師、その名はBOSS」において511は590の教育係だったので逆転する関係性がおもしろい。そして590の性格的特徴である「素直」っていうのが武器になるのではないかと。見ている事件は同じはずなのに、それぞれの先入観に捉われすぎてフィルターをかけて見てしまい翻弄している先輩探偵達と違って新人の590には経験がないぶん先入観もない。
▲「グラウンドゼロ」より。内偵のみなさんお待ちどうさまです!遂に新米探偵590が単独で事件解決に乗り出します!
自分が殺人者なのかなんなのか自分でもわからなくなって混乱している橋本真に対しても、590ならストレートに「それってこうじゃないんですか?」って切り込んでいけるのではないかと。

▲「一本の線」撮影風景より。なんと!探偵511役の柏原収史さんが撮影したシーンも有!?俳優・スタッフ一致団結しての演出です!

「カウントダウン」全4話の中で
監督の一番好きな話はどれですか?
全部違うテイストの作品なので甲乙つけがたいのですが、物凄く個人的には「一本の線」が好きですね。4話に至るまでの物語だから、「グラウンドゼロ」は当然見応えがなきゃだめだし、一番おもしろいとは思うんだけど。 1話の惚れた女の旦那の浮気調査とか2話のおばあさんが死んで老人ホーム調査などといった現在進行中の事件調査と比べて3話は、過去の事件にとりこまれてゆく探偵511を描いているから、すごく地味なんですよね(笑)。 なので、表情やちょっとした仕草で見せてくれた収史はよくやってくれたなーと。 だって、3話ではほとんど歩いているだけですよ511って。 ものすごく良いこと言っているのはベンガルさんだし。 だからがゆえに、いろんなことを考えないと、まったくもって詰まらん話になりかねないので、 ロケーションや台詞、撮影方法、編集、音楽など、大細工から小細工までいろいろ考えて、 持ってる技をすべて盛り込んだんじゃないか、っていうくらい、みんなが培ってきたものを総動員したのが成功してるんじゃないかと思うんです。そういう意味で好きですね。 「この後、何が起きるんだ?」っていう期待感を、最終話の前で出せたんじゃないかな、と。 橋本真の得体の知れなさや3人の探偵が一本の線につながってゆくというところを、 スタッフ・キャストも一本の線になってやれた気がします。なんて上手くまとめすぎでしょうか?

杉山流「カウントダウン」全4話の
楽しみ方を教えてください!
配信に合わせて一話づつ観た後で前話をもう一度観直すというこのシリーズならではの楽しみ方をして頂ければ嬉しいです。だからこそ各話全く違うテイストで撮りましたし。事件を解く鍵やヒントは一話目から台詞や映像に盛り込んでいますので、「あ、ここであの場所が出てる」とか「この人、こんな事言ってたなぁ」と色々な発見があると思います。 もちろん長編映画のように全話一気に観るのもアリです。 今までのシリーズを観ていただいた方に分かるような細かい仕掛けもいろいろしていますので 「カウントダウン」を観終わった後に「野良犬」での511と佐藤刑事の関係を観直したり、 探偵542や575の前作を観ると更に発見があると思います。そしてその後にまた「カウントダウン」を最初から観てもらえたら最高ですね。 この作品をきっかけにいろいろな作品に戻って楽しんでいただければ、 我々スタッフとしてこんな嬉しい事はないと、思っています。
[No.45 END]


配信スタート!
  「カウントダウン
   〜グラウンドゼロ〜」

[2ndシーズン第19話]
◆STORY
それぞれが別事件を調査するうちに気がつけば同一人物・橋本真を追っていた575、511、542の3人。501から依頼人のない独断調査について厳重注意をうけるが、警察も捜査を打ち切った事件に、“探偵”として挑むことを決意する3人。事態の重さを知った501は特例として代わりの探偵によって調査を続行。そして驚愕の事実が解明されるのであった・・・。
◆CAST
[出演] 柏原 収史、鈴木 リョウジ、吹越 満
    窪塚 俊介、佐野 史郎、光石 研
◆STAFF
[監督] 杉山 嘉一 [脚本] 杉山 嘉一、徳永 富彦
「カウントダウン 〜グラウンドゼロ〜」特設ページはコチラ!
2ndシーズン配信一覧ページはコチラ!
単話購入:525円(税込み)
※2M・1M・500Kからお選び頂けます。

オフィシャルファンコミュニティーSNS5.comにて
編集後記はじめます
 
オフィシャルファンコミュニティー(sns5.com)にて タンゴタイムス本紙では掲載できなかった記事や裏話などをSNS内でこっそり公開!
今回、本紙では掲載できなかった杉山監督のインタビューをここだけで公開中!「カウントダウンの楽しみかた」で 話している『いろいろな仕掛けについて』、具体的にお話して頂きました!本紙以上にネタばれ必至! こちらも面白いので是非ご覧ください!
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